昨日のこと。
なごやかに話をしていた長女(中2)がイキナリ、声を荒げた。
「ちょっとっ!! これ私のやん、返してよっ」
負けずに二女(中1)がやり返す。
「うそつかんといてよ。これは友達にもらったもんやわ」
しばらくの間、小競り合いが続いていたが、私は傍観していた。
そのうちに・・・長女の手が出た。
「痛いっ!! なにすんのっ!!」
二女が泣き出した。
事情を聞いてみると。。
長女が生徒手帳に挟んでおいた『KAT-TUN』の切り抜きが
二女の生徒手帳に挟んであった、と言う。
生徒手帳にそんなもん挟んでおいていいのか?
という話はさておき。
よくよく話を聞いてみると、どうやら二女が勝手に持っていったらしい。
なんとか両方をなだめすかして、その場は納めさせた。
最近、こうしたトラブルはしょっちゅうだ。
勝手に部屋に入って、「私の物が無くなった」と騒いでいる。
単なる勘違いだった事もあるが、大抵はお互いに
勝手に持ち出してしまっている場合が多い。
こういう場合、いつもだったらそこで私自身がキレてしまい
両方が激しく怒られて遺恨だけが残るだけだったが
いろんな事があって多少は反省した私。
冷静に二人の言い分を聞き、謝らせるべきは謝らせ
我ながら上手く納めることができた、と満足していた。
しかし。話はこれだけでは終わらなかった。
夜、長女が自分の財布の中を見て・・・
「ここに入っていた400円がなくなっている」
確かに今朝見た時には400円入っていた。私も見ていた。
それが、すっかりもぬけの殻だ。
考えられるのは・・・ひとつしかない。
怒鳴りつけたいのを我慢して、私は静かに言った。
「心当たりがあれば、すぐに持ってきて」
誰も動かない。長女はじっと、二女を見続けている。
私も夫も、静かに待った。涙が出てきた。
ほどなくして二女が席を立ち、100円玉を4個、
手に握り締めて戻ってきた。
「すぐに土下座をして謝れっ!!」
やっぱり我慢できなかった。
二女には二女に言い分があった。
以前から、時々文房具がなくなっていた。
財布から小銭も抜き取られていた。
だから腹いせにやったのだ、と。
これが、家の中の事だけで収まっていればいいのだが・・・。
どうしてもそちらに心配が行ってしまう。
でも、こういう事をするにはするだけの理由があるのだと思う。
ほったらかしにされていた寂しさか、あるいは単なる好奇心か。
年齢的にもだんだん難しくなる年頃。
気をつけて見てやらなければ、と痛感した夜だった。